2009/08/08

SO●Y信濃町スタジオ面接事件 前編

これは私の実話です。

19歳の専門学校生だった私は学校の掲示板の求人情報を見てSO●Yの入社試験に応募しました。


もう田舎から出てきたばかりの私にはSO●Yなんて夢のような憧れの会社です。


まずは書類審査だそうで履歴書を郵送で送ります。
なんなく書類審査通過(落ちる人ってどんなでしょうかね・・)




1次面接試験を信濃町スタジオで行うそうなのでスーツを着て出かけて行きました。
肩下までまであるロンゲを後ろで結んでダークスーツ。
非常に滑稽なスタイルです。

ここで私はある作戦を立てたのです。
面接は数名による団体面接。
勝つ為には人より目立たないと!
実際の会話はこんな感じです。

面接官A 「それでは皆さん好きなエンジニアとかいますか?」

受験生A 「ヒューパジャムやジョージマッセンバーグが好きです」
私  「特にいません。というよりエンジニアに誰がいるのかよく知りません」
面接官A 「え・・と・・そうですか」


面接官B 「それでは好きなアーティストは誰ですか?」
受験生A 「フィッシュマンズとかを最近好んで聞いています」
受験生B 「最近はジャズに興味があるので、今勉強中です」
私 「ローリングストーンズ最高です」
面接官B 「ストーンズの来日公演行った?」
私 「ええ。ばっちり行きました。次いつ来るかわかりませんよね?」
面接官B 「やっぱストーンズを生で見れるのって貴重だし。かっこいいよね~」
等等・・・
この後時間いっぱいまで私と面接官でストーンズの話をして終了です。


で1次面接は合格したわけですが・・・

ここで分析です。


私以外の人は何が失敗だったのでしょうか?

好きなエンジニアと聞かれて普通はSO●Yの大御所とかを答えるのが基本です。
しかしそれは当たり前すぎます。

受験生Aのように外国の有名エンジニアの名前を出すのはいいですが仮に
「どこがすきか?特徴は?」など聞かれた場合深い知識がないと話についていけないのでボロが出ます。
相手はプロのエンジニアです。

私の答えは一見駄目そうに見えますが
「まだ何にも染まっていない感」と「本音」を出す事が出来たのです!


次の質問「好きな音楽」
これもマニアな所を突いてもインパクトもありませんし相手が知らない場合は全く話しになりません。
そこで私はローリングストーンズと答えたのです。
実際に好きですし当時ちょうど来日公演をしていた時期で話題になると思ったからです。
ここで「ビートルズ」と言うとまたこれが厄介な感じになったのかもしれません。
ビートルズ好きはマニア度が高いので浅い知識では話についていけないからです。


この面接でのポイントは
・知ったかぶりはしない
・誰かが食いつきそうな話題をふる
・なるべく多くしゃべる時間をとる


以上の3つです。
後日行われた2次試験にて事件が起こります。


つづく



当サイト『レコーディング・エンジニア講座』に掲載されている記事、図形、写真、情報など無断転用はご遠慮ください。
著作権はサイト管理者またはその情報提供者に属します。

0 件のコメント:

コメントを投稿