2009/10/09

ネイチャーサウンド関連の商品

ちょっと森の自然音を探していたらこんなサイトを見つけました。

八ヶ岳カフェ


何々・・自然の中に含まれる超音波が脳をリラックスさせる?
これは以前から言われている研究結果に基づいているのですが
超音波とは100khz位までの音域を指します。
実際に自然音には超音波が含まれている事がわかっていますが
ここの商品は えー
スーパーハイクオリティ音声データ
すごい かっこいい名前ですね。


ん?あれ?




収録した音声は96khz WAVE
96khzサンプリングでは理論上48kHzの音までしか録音できません
(実際はもっと低い音しか完全再現されません)


という事は100khzの音域をカバーするには現在のPCM方式で市販されている上限の
192khzサンプリングをしないといけないのですが・・・。
この場合DVDオーディオ規格になると思いますので再生可能環境は非常に敷居が高いのです。
そこらへんを見越してなのか96khzを採用したようですが・・・
なんとも・・お粗末な感は否めないですね。


もともとフィールドレコーディングは非常に技術が必要なのと
機材面でも電源の問題などで一般的な録音機材が使えなかったりと
奥が深い世界なのです。
ですから自然の音を録音する事は簡単ですが
ものすごくちゃんと録音する事は非常に難しいのです。


さらにバイノーラル方式での録音でヘッドフォンを使うと臨場感が・・とありますが
超音波のリラックス効果は耳で聞いているのではなく
脳に直接作用するのではないかとも言われているので
ヘッドフォンで聞くとおそらくそういった効果は半減するのではないでしょうか?
(重低音を体で振動として聞くのと同じような感じです)


ちょっと難しいスペック名を並べれば素人は納得するのでしょうが
ちゃんとオーディオを知っている人には「?」な商品ですね。


商売にするならこういったところをちゃんとして欲しいなと思いました。




【この記事の続編アップしました 10/06/09】

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3 件のコメント:

  1. 発発たいて遠くから電源引っ張ってきたらできそうですが…如何でしょうか?

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  2. 管理人Reonald2013/03/10 21:17

    電源の問題はそんなに簡単ではありません。
    発電機を遠くにおいて・・といっても森の中で発電機の音が聞こえなくなるまでに何メートル必要なんだ?と考えれば現実的ではないでしょう。
    実際にはバッテリーで行なうのですが、バッテリーも非常に重く人里離れた山や川まで運搬するには結構な労力が必要です。
    この記事は手軽に行なったネイチャーサウンドをあたかもプロレベルの機器で録音したような事を思わせる商品についての疑問を書いただけですので・・

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  3. 話題にあった、八ヶ岳カフェの記事を読んでみましたが、ディジタル化技術を何も知らない人が自然をネタに素人さんをだましているとしか思えませんね。ハイレゾ録音は最近ではそんなに難しいことではありませんが、普通のCDを作成したとたんに、44KHzサンプリングになってしまいます。特別に96KHzサンプリングでデータCDを作成したとしても、パソコンでWASAPIなどの特別の装置がなければ再生できません。このようなことを商売にする人は許せませんね。

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