アシスタントエンジニアについて知っておきましょう。その3

アシスタントエンジニアについて第3回。
その1 その2 はもう読んでいただけましたか?


今回からより実践的な事を書いていきます。


アシスタントエンジニアに求める条件は以下のようなものが多いです。


〈一般的なスタジオ、会社の場合〉

1、明るく元気な事
2、気が利く事
3、オペレートが正確・敏速な事
4、身なりが清潔な事
5、子分肌である事(いじられキャラとも言う)





アシスタントはスタジオに所属するサービス業です。

1~4はごく当たり前な条件だと思いますが5に関しては〈そういう場合が多い〉という事になると思いますが、逆に言うとアシスタントいじりをする客が多いとも言えます。

今度は私がアシスタントを経験して必要だと思う条件は以下になります。



〈私が思う必要な条件〉

1、仕事に正確さと自信と哲学がある事

2、"機械を操作している"のではなく"音楽を作っている"という意識がある事
3、空気が読める事
4、スタジオ内の会話を聞いている事
5、自分が出来る事を常にする という意識がある事
6、自分をアピールできる事




どうでしょうか?


一般的な条件は社会人としてごく当たり前な事がほとんどですが
私の条件はそれより一歩突っ込んだ条件になっています。


それぞれ細かい事に関しては後で詳しく書きますが、
アシスタントはスタジオの為+エンジニアになる為に働いているのです。


究極はアシスタントなんてやらなくてもエンジニアになれるのが一番ですがアシスタントを経験しないと学べない事が沢山存在します。

超一流のレコーディング現場はスタジオ以外ではなかなか経験できません。

インディーズ(アマチュア)のレコーディングだけをやってきて「エンジニア」と名乗る事は簡単ですが真のプロのエンジニアは実際に存在しますし、彼らの仕事を見れるのはアシスタント時代なのは言うまでもありません。



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