ボーカルのピッチ修正について

近年レコーディングスタジオやフリーエンジニアの価格表に
「ボーカルのピッチ修正」という項目があります。

ではボーカルのピッチ修正(音程修正)とは何の為にするのでしょうか?





目的
大きく分けて2種類に分類されます。


1、録音時のミスによる修正

歌の録音時には本人やディレクターなどが歌詞カードを見ながら
良いテイク、良くないテイク、場所などを細かくチェックし、最終的にOKとなるトラックを作っていきます。
複数のテイクを繋いでみてさらに修正が必要な場所は再度録音するなどして
より完成度を上げていくのですが、まれにこの時にミスが発生します。
録音した日には気にならなかった音程の揺れや甘さがミックスを進めていくにつれて
気になってきてしまう事があります。
録音したテイクで良いものがあればそれに差し替えますが
無い場合は歌ってもらうわけにもいかないのでピッチ修正ソフトの出番となるのです。




2、最初から音程の良い歌が歌えないとわかっている場合

最近はこれが殆どだと思います。
アイドルやタレントの場合は最初から音程修正が入る事を前提に録音を進めます。
「まあ・このくらいなら修正でいけるか・・」というジャッジの姿勢です。
この場合は録音後の修正作業のほうがはるかに時間がかかるのです。
基本的に全体をガチガチに直します。という事は・・もう説明がいらないですね。
まさに機械で作られた歌です。
もはや本人が歌った歌ではありません。




どっちが良い悪いという事はないと思います。
ピッチ修正はピッチ修正以上でも以下でもないのです。
殆どの場合、理由や状況に関係なく作品の完成度を上げるためにしている・・と思いたいです。




しかし、私の見てきた感想を言うと、業界内で恥ずかしくないものにする為にピッチ修正をしている場合が殆どです。




「音程の甘いCDを同僚のディレクターに聞かれたら恥ずかしい」
「最低限のクオリティーを作らないと恥」









完全に内向きで自己満足な世界です。
こういう場合はリスナーの事を考えてはいません。
こんな事をしているから、「ライブに行ったら歌が下手でがっかり」なんてブログに書かれるのです。
一般の人はどうかわかりませんが、私達エンジニアが聞けば修正をかけている歌はバレバレです。






ここからは私個人の意見ですが、これから音楽業界に入りたい人、歌手やミュージシャンを目指す人は是非読んでください。


ピッチ修正の問題は沢山あります。


問題1:そもそも何の為の修正なのかがはっきりしていない
アイドルのCDを出すなら別に歌が下手でも良いと思います。
あくまでアイドルのグッズなのですから歌の音程があっていようが外れていようが価値に差は出ないと思います。
逆にすこし下手な方が可愛いと思う人は多いのではないでしょうか?


問題2:歌を録音する時の判断が甘くなる
普通はレコーディングをすると一回り歌が上達するものです。
それは録音してみないとわからない癖や弱点が本人やスタッフ共に理解できるからです。
ここを適当に済ませてしまうと、ゆるゆるなディレクションしか出来なくなります。
実際ディレクションの出来ないディレクターやプロデューサーが多くなっています。

結果歌手のスキルも上がりません。


問題3:結局はバーチャルの域を出ない
いくら優秀なピッチ修正処理をしたところで歌が上手くなるわけでも何でもないのです。
自分の証明写真をフォトショップで美人に加工しているのと同じです。
今回だけでなく、次のレコーディングも修正が必要でしょう。
決して歌は上手くなる訳ではありません。


問題4:歌手本人がピッチ修正をする前提で歌を歌うようになる
今では「ピッチは後で修正してください」なんて平気で本人が言う時代です。
昔はディレクターと二人で本人が帰ってからコソコソ作業するものでしたが
今ではピッチ修正しないなんて時代遅れと思われる状況です。
ピッチ修正をしないから偉いとかいう事はありませんが
ピッチ修正をするつもりで歌うのはナンセンスだと思います。


問題5:音程ばかり気にしてその他がないがしろになる
私は「歌が上手い」と感じるのは音程よりもリズムやノリ、表情の方が大きいと思っています。音程だけ良くてもリズムが悪い歌は聴きにくいのです。

ピッチピッチ言う人に限ってリズムなどを気にしない場合が多いのです。



もういちど書きますが
ピッチ修正をしても歌は上手くなりません。
それどころかどんどん下手になるでしょう。


道具が便利になると生体機能が退化するのは周知の事実ですよね。

■最後に

私は最初ピッチ修正をするのが嫌いでした。
理由は上に書いたとおりです。
あまりやらないせいもあって今でも得意ではありません。
一度あまりに酷くて「歌唱印税をくれ」と言った事があります。
その仕事は干されてしまいました。


もういちど考えてみて下さい。
歌を歌いたい という事は誰かに何かを伝えたい、同じ気持ちを共有したい
という想いがあるから歌うのではないでしょうか?


上手い歌を聞かせたいと思うのなら思い違いだと思います。
気持ちを伝えるのに技術は必要かもしれませんがもっと大事なのは"気持ち"です。
歌をレコーディングしている時に「音程が甘いな・・後で修正して・・」なんて考えていて
人の心を動かす歌が歌えるでしょうか?
「オーディション用にはピッチ修正が必要だ」と力説された事がありますが
ピッチ修正してないと落ちるオーディションなんて受からなくて良いと思います。


「基本も究極も100回の練習と1回の本番だ」
ある大物演歌歌手から聞いた言葉です。


今の音楽業界の急激な衰退はこういったプロ意識の低下が招いた当然の結果だと言えるのではないでしょうか?


しがないレコーディングエンジニアの意見でした





気分が悪くなった人は下の綺麗な景色でも見て下さい・・・




サウンドハウス

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25 件のコメント :

  1. 感銘しました。
    当たり前に修正に頼る気持ちがありました。
    しかし頼れば頼るほど音楽の根本的な大切な部分を失いかねない。
    ただのつまらないうわべだけのモノになりかねない。
    ありがとうございました。

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  2. 最近、昔のバンド仲間と活動を再開しました。体力の衰えやブランクのせいで、酷いものですが、やっていて非常に楽しいです。 MTRも購入し何か記録として残したいと思い、今DTMについて勉強しています。 実感として、言われるとおりだと思います。 音を楽しむと書いて音楽とは、そういうものなんですね。今更ながら痛感しています。これからも楽しむ音を求めて行きたいと思います。

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  3. その通りだと思います。
    ガチ生で歌いますよ^^

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  4. 本当に良いものを、本当の努力によって作ろうとする気概には感銘しました。私もまだまだ若くて未熟ですが音楽を作る側の人間ですので、こういった気概に励まされるのは一つの喜びです。
    しかしこの記事全体からは、ピッチ修正ソフトをとにかく何が何でも非なものとする姿勢というか結局は意固地になって嫌っている印象もどうしても拭えず、やや納得出来ない部分があります。
    確かにピッチ修正は悪い部分を無理やりに隠す技術であり、頼り切れば本当に良いものを作ろうとする気持ちに甘さが生まれるでしょう。音楽業界にそういった甘さが蔓延しているのは事実なのかも知れません。
    しかし一方で、ピッチ修正によって多くの人が、多くの音楽が恩恵を受けている事も確かではないでしょうか。意固地にピッチ修正を嫌う気持ちも、一歩間違えば意味のない自己満足になってしまってリスナーへの気持ちから逸れてしまうのではないでしょうか。
    ピッチ修正ソフトもあくまで一つのツールです。悪さを隠す事で良さをよりリスナーに味わって貰えるなら、それも一つの判断として十分意味があると私は考えます。

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  5. taroさん
    コメントありがとうございます[E:sun]
    taroさんのコメントを見ると私がピッチ修正ソフトを悪と捉えている様に受け取ったと感じますが、ピッチ修正ソフトが嫌いとか悪といった事は書いていないと思いますが・・もう一度記事を読んでもらえばわかると思います。
    ピッチ修正ソフトは便利なものです。私も使う事は多いです。歌だけでなくコーラスやベース、ギターといった楽器にも使います。
    これは記事にもあるように録音時に気が付かなかったミスやハーモニーを調整するための場合が多いです。
    私が嫌っているのは歌手やディレクターの姿勢です。
    音楽をやっている人で歌のピッチ修正が楽しくてたまらないしクリエイティビティーを感じる人が居るかと言われれば居るかもしれませんが、殆どの人はやりたくないと思っている事でしょう。
    そうせざるを得ない状況(予算や大人の事情など色々)でベストを尽くすというのがプロなのです。
    ��しかし一方で、ピッチ修正によって多くの人が、多くの音楽が恩恵を受けている事も確かではないでしょうか。
    ここの部分は私にはよく理解できませんが、恩恵というのは時間的、金銭的な事でしょうか?
    音楽的、演奏的に恩恵が受けられるという事はまあないでしょう。(一部のエフェクトとしての使用法を除くと・・です)
    とにかくこの記事はピッチ修正を肯定か否定かという内容ではなく、歌を歌う側、作る側のスタンスについての意見を書いたものですのでピッチ修正自体を否定したり批判する内容にはしていないつもりです。

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  6. 最近の曲はやたらとピッチのズレがないと思ったら、やっぱりそういうコトでしたか。。
    CDとライヴじゃ、だいぶ声の違う人多いし 修正まみれなら詐欺ですもんね、ぶっちゃけ…
    プロエンジニアさんの生々しい声が聞けて、非常に参考になります。ありがとうございます。
    ちなみに自分も、歌は「音程<声の響き方」重視派です!

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  7. ほんっとに!!!
    そのとおりなんだよぉッッッ!!!

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  8. 同感です。自力が大事^^
    でも修正ソフトも8000円くらいで買えるみたいなので、一つくらい欲しいなと思ってます。
    ちなみに自力の歌upしてます、もし良ければ^^
    (リンクは省略させていただきました:管理人)

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  9. 興味深く読ませて頂きました。
    まさにその部分で、相方と攻防戦を繰り返していました。
    でも、私は「音程>声の響き方」でも「音程<声の響き方」でもなく、どちらも均衡の取れた状態で、生歌の聴き心地を裏切らない修正を容認しています。
    ��録音した日には気にならなかった音程の揺れや甘さ
    ��ミックスを進めていくにつれて気になってきてしまう事
    空気を伝って耳から入る生歌(ライブやコンサートも含め)は歌い手の存在感や視覚的表現、聴き手の先入観などの効果も働くせいか、レコーディング時に上記のことが発生するのは、実感してます。
    本職の方のご意見、とても参考になりました。

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  10. 通りすがり2013/01/12 4:43

    一般人の私でも 歌は何かを伝えるために歌うものだ と思っているのですが
    なんですかね、この風潮
    最近ネット上で気になってしょうがない事が一つ
    たぶん、修正の影響なんでしょうけど
    歌ってる人に対して「音程が合ってない」っていう人が増えましたね
    聴くに堪えないほど酷いならば別ですが、大した事が無くても書く人が居ます
    クラシックとかならそうなんだろうなと考えるんですが
    歌謡曲でめちゃくちゃ音程を気にするのはどうなんだろうって思ってました
    ですが、今流されている曲のほとんどは修正が入って、正しい音程で歌ってる、と考えると
    それは無菌状態で純粋培養してるようなものなのかなと
    芸術なのに毒素が無く、すべて安全安心の状態では
    誰の心にも刺さらないんではないかなぁ、とか思ってしまいました
    伝わる歌を聴きたいものです

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  11. 埼玉の高校生より下手な自称アーティストは恥ずかしいねwww
    動く音ならまだしも、伸ばす音で音程が悪いのは恥ずかしい。
    プロなんだからタテ・ヨコ合うのは当たり前。

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  12. ボーカロイド、または、ボーカロイドの様な歌。流行ってますよね?
    何故人気があるか考えた事、ありますか?
    もしその良さがわからないなら、あなたは頭が固いです。
    そうゆう歌でも逆に伝わる事もあります。
    新しく生まれた価値観を理解する事も必要ですよ。
    こうゆう事おっしゃってる方って、たいてい
    打ち込みより生のがいい!とか
    ボーカロイドなんてナンセンスだとかおっしゃってますから。
    新しいものを作れるミュージシャン、プロデューサー(等)とかって、
    こうだと決めつけないで、好奇心旺盛で、面白い発想で音楽を生み出してます。
    エンジニアさんは特に堅物すぎる。
    自分は音を知っている、音楽をわかってるみたいな傲慢さがありますよね。
    これがいい!なんて答えは何一つないですよ。
    そうやって結論づけて言う人は何もわかってやしないのです。

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  13. 管理人Reonald2013/09/16 5:38

    duskuさん
    コメントありがとうございます。
    ひどいお怒りとお叱りのコメント頂きまして恐縮です。

    しかし私の記事の内容とは全くかみあっていないもので
    なぜ私の記事にご立腹されているか見当がつかず困惑しています。
    何か相当嫌な思いでもされたのでしょうか・・。
    ボーカロイド、又は意図的なエフェクトとしてのケロール処理については批判するどころか何も触れていません。
    記事を読めばわかると思いますが、歌を歌う側、作る側のスタンスについての意見を書いたものですのでピッチ修正自体を否定したり批判する内容にはしていないつもりです。
    私の文章力不足でしょうか。
    たとえ仮にどこかのブログにボーカロイド批判の記事があったとしてもその記事に反発したところで何にもならないと思います。
    音楽なんて好きなものを聞けばいいんですからね。
    音楽の趣味を批判するのは間違っています。
    誤解の無いようにもう一度書きますが
    この記事は歌を歌う側、作る側のスタンスについての意見を書いたものですのでピッチ修正自体を否定したり批判する内容にはしていないつもりです。
    ご理解いただけましたでしょうか?

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  14. こんにちは2013/12/06 16:15

    ごもっともです
    感動しました

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  15. ハムニスト2014/01/26 20:32

    rec方法をしらべていた時にヒットしたのでなんだなんだと思っていましたが読んでいるうちになんか好きになってきました。
    [E:heart01]

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  16. TAIKOMAN2014/03/30 11:11

    初コメさせていただきますw
    うむ、まったくもってその通りですねw
    自分はピッチ調整とかしたことはないですが
    その方が自分のためにはなるし
    自分の力で努力してやるということが一番だと思いますねw
    自分もピッチ調整には頼らないと決めていましたw
    自分はプロを目指していまして
    歌い手としてニコ動や、つべに動画をうpしているんですが
    非難されることばかりで、ピッチ調整に頼らないでやろうと決めていたけど
    結局こうやって探してしまった・・・
    でも、あなたの文章を見てそれは違うと思いましたw
    一瞬の甘えがあったというべきですねw
    うpしてから1年半前の動画ですが良かったら
    見てくれたら嬉しいですw
    呆れるほどへたくそですけどねwww

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  17. 初めまして2014/07/24 0:31

    僕は趣味でDTMを楽しんでいる者です。この記事に共感できる内容がありました。僕はDAWでの作曲とアレンジと録音担当で友人の女性がボーカル担当というユニットをやっているのですが、ボーカルのリズム感は大事だと実感しています。打ち込み系サウンドをやっているというのもありますが。僕も歌い手さんのピッチ修正はあまり好きではないですし苦手です。少々外れていてもそれが個性や味になってる場合もあり、積極的に修正するということは少ないです。本人が希望した場合のみ修正入れてますが。今まで10数名ほどのボーカルさんと組んで来ましたが、なかなか上手いと思えた人に共通していたのがリズム感の良さでした。これからもお仕事頑張ってください!

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  18. はじめまして、今夜の山田と申します。
    ��RL先において、この記事の一部を引用させて頂きましたので、ご報告致します。問題がありましたら、たいへんお手数ですが、ご連絡お願い致します。

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  19. 私は音楽はアマチュアですが、全くその通りと思います。
    アイドルでも生歌が上手な人は尊敬します。

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  20. あいえう2014/11/18 21:31

    ピッチ修正に関しては難しいですね・・・
    確かに修正したからといって100%心に響かなくなるわけでもないし、その逆も然りですし。
    ただ昔は「ピッチ修正?何が悪いの?」くらいだったのが、最近は「ピッチ修正してるとかダッサ・・・」みたいな風潮になってきてるなぁと感じてます。
    口パク問題と似てる部分がありますね。

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  21. 通りすがるひと2015/01/16 8:34

    こんにちわ、はじめまして。
    記事を興味深く拝見させていただきました〜。
    私はよく曲をかき歌を歌い、録音やピッチ補正も自分でもするのですが、
    何だか最近、違和感がありピッチ補正はしないようになりました。
    最初は補正ソフトを使ったときスゴイ!!!!と感動して、
    自分の歌がキレイになったと感じてもの凄く嬉しかったんです。
    でも、だんだん録音時に「これくらいならピッチ補正でなおるかも」とか
    まさに、考えるようになって…記事を読んでいて心が痛む部分がありました。笑
    私は歌がおそらく「上手」ではなく、
    友人・知人にも「上手」と言われることはあまり無いのですが、
    作曲を見てもらっている先生に一度だけ
    「上手ですね」とポソッと言ってもらえたことがありすごく驚きました。
    ぶっちゃけもっと上手な人いるだろうしそういう人を知ってるだろう!?と思ったんです。
    曲を聞いてくれている途中だったので何となく理由をきけなくて、
    どういう基準でそう言ってくれたのかはいまだに謎ですが…。
    プロの方の書いたこの記事を読んで、何となく大事なものってプロでもそうでなくても
    技術や正確さ以外のところにもあるのかなって思いました。
    お仕事大変なのかなとも思いましたが…がんばってください*
    長文失礼しました m(_ _)m

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  22. 全くそのとおりだと思いますが、プロとして利益をあげないといけない立場の方は、
    歌が上手い・歌える人の音楽より、『他の売れる要素を持った下手な人』の歌を、より多くリリースしていかないといけない事情があるのではないでしょうか。
    『薄利多売』や『売れる人=歌以外で多忙』のため短いレコーディング時間で、
    今の時代に業界人や一般人が違和感を感じないピッチがバッチリ合ったボーカルトラックに仕上げないといけないのだと思います。
    そういった下手な歌手の歌をうまく修正無しで録音できるディレクターや、
    直さない歌と直した歌の、劇的な意味の違い・声質の違いにこだわりを持ったディレクターが少ないのが問題だと思います。
    そこにこだわりを持ったリスナーも少ないですし。
    そりゃ廃れますよね音楽業界。
    せめて歌う側(とくに専門職)と録る側が、直すことは恥ずかしいこと・質を下げてることだって思ってほしいです。

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  23. 感銘を受けた

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  24. ボーカルのピッチ補正・修正は賛否両論ですが、個人的には要らないですね。レコーディング現場で例えばギタリストのフレーズもピッチが正確かというと違いますし。所詮は人間が演奏したり歌ったりする作品に関しては正確な音程などありえないんで、ピッチにこだわり過ぎてる連中は音楽を知らないのか楽器も弾けないのか、コンピューターミュージックが最高と思っているバカなのかでしょうね。人間とコンピューターは違いますよねw

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  25. 追記↑あ、ちなみに僕はベース、ギター、鍵盤楽器系(ピアノ、シンセ類等)のキャリアは20年ほどになります。現在は主さんと同じく某レコード会社専属の
    レコーディングエンジニアを生業としています。

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