これは長年肯定派・否定派織り交ぜて議論になっているわけですが
結局の所実験をしないといけない訳です。
ちょうど良い実験が見つかった・・と思ったのですが・・・。
問題点だらけです。
ある方のブログ
ここからリンクされているエアケーブル比較プロジェクト
ここで実験データのWAVEを手に入れる事ができる訳です。
早速私もチェックしました。
結果は明らかに音が違います。
しかし問題だらけ。
その1、最初のシンセ録音がMIDIデータによる2回録音な事
その2、ギター録音もI/Oが違う個体である事
その3、そもそも実験を行ったのがメーカーである事。
私のシステム(NUENDO3)にて両データを比較しました。
ギターはパラBOXにて分岐されているのでオーディオ的にはほぼ同じはず。
試しに波形を合わせて逆相にしたところ・・・ギターのみ綺麗に消えます。
うっすら残りますがこれはI/Oの192の個体が違う為であると思います。
全く音が違う(音量差もかなり激しい)のはシンセ。
この実験方法だとMIDIデータをシンセで鳴らして同じシステムで録音する方法をとっていますが
音楽関係者であればMIDIのいい加減さは良く知っているはずです。
MIDIデータは外部出力時にかなり揺れるのとベロシティーも若干上下します。
この実験では正確なテストにはなりません。
「グルーブも違って聴こえる」と書いてありますが
発音タイミングが違うので当たり前だと思います。
こういった実験は大好きですが、やるならもっとしっかりやりましょう。
せっかくパラBOXがあるならシンセにも使って欲しいですね。
I/Oも個体差を防ぐ為に1と2をひっくり返しての実験もすべきです。
以上。
この実験は全く意味がないと思いました。
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電源モジュールを変えても音は変わらないのですか?
返信削除nfkさん
返信削除コメントありがとうございます。
電源モジュールというのを何を指しているのか詳細が分かりませんが、電源ケーブルではなく電源ユニットそのものを変えるという事は安定性や容量等の面で有効だと思いますが、音が良くなるかは不明です。
クリーン電源ユニットのような装置は別として、タップやケーブルで影響が出るとすればノイズの問題になりますが、デジタル機器、特にパコソン内部で処理をするような音に対しては直接影響する事はないと思っています。
ご回答ありがとうございます。
返信削除参考になりました。
私も電源ブームについては懐疑的に思っていた。
返信削除それにケーブルだけでもアウトボートやシンセの本数分揃えるとなると、自作して1本2万円のコストでおさえても80万はくだらない。
金、銀、銅、などのメッキの種類、クライオ処理
いりせん、単線、複合的線材の太さやシールドの材料など・・・。
開けてはいけないパンドラの箱のように思うわれたのだが、
しかし、時間とお金をかけて納得いくまで挑戦してみたくなったのだ。
ブレーカーからスタジオまで200Vで2回線引いた
屋内配線は2.6mmの太さのものに変更
機材用は全てオーディオグレード壁コンセントに替えた。
200Vからのステップダウントランス導入〔3台〕
各種電源コンディショナーの導入
全ての変更可能な機材の電源コード全てを交換した。
そしてCD-RW7000→ROSETTA200→マランツPA-01→10Mからでた音は!
鮮烈だったのだ。
アナログKさん
返信削除度々のコメントありがとうございます。
この記事は「電源ケーブルによる音質変化実験」に対しての矛盾点や問題点を指摘したものであり、電源ケーブルがオカルトかどうかという事を論じたものではありません。
ましてやアナログKさんがした工事は電源ケーブル、電源コードの交換ではなく電源装置の交換です。
多くの場合家庭用100Vコンセントの電圧を計測すると96V前後の場合が多く、この電圧がアナログ部(特にパワーアンプ)の音質・歪み率に影響している事は周知の事実だと思います。
今回の工事では200Vからの降圧を行っているので100Vが維持できるはずです。
しかしかと言って鮮烈な音という表現は主観であり、「音が良くなった」と言われれば「はあ・・そうですか」としか答えようがないと思います。
その個人の主観・感想だけを大きく取り上げるところがオーディオマニアのオカルト要素だと言われるのだと思います。
ハッキリ書きますが私は好きなら幾らでもお金をかければいいと思います。しかしそういった事には私は興味も無いし有効性も感じられないだけなのです。
気をわるくしたらすみませんが、あまり有意義でないコメントはお控え下さい。
日記は自分のブログにでも書いていただければと思います。